
2024.10.11
【10/19-20】親子でアーバンスポーツ&抽選会に挑戦しよう! in富士スピードウェイ
2026.02.24

メイン画像:果物狩りはドイツの子どもたちにとって身近なもの。たくさん摘んでジャムを作る家庭も多い。 ©Samantha Fortney, Unsplash

農園の横に建つ簡易な小屋が入口。果物の価格はスーパーマーケットよりやや高い。 ©Reiseuhu, Unsplash
春夏のドイツでは果物狩りが盛んに行われる。都会にも、イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーなどを収穫できる場所がある。持参したタッパーを持ちながら畑とビニールハウスを回り、好きなだけ食べ、タッパーに摘んだ果物はグラム単位で支払うシステムだ。果物狩りに留まらず、サービスを拡大した農園も存在する。例えばミュンヘンに3ヶ所ある「ベーレンカフェ」では、畑の横にカフェ、遊具、水遊び場、迷路が増設され、地元の人たちの人気スポットとなっている。
文:町田文

屋外活動だけでなく語学、芸術などに特化したツアーもある。 ©Shutterstock
コロニー・ド・バカンスと呼ばれる子ども向け林間(臨海)学校が転機を迎えている。子どもの林間学校への参加はフランスでは一般的で、低所得世帯には旅費に公的補助が出るほどだが、自治体の財政難による支援削減に加え、物価高、人件費の上昇、参加人口の減少で経営に悩む施設が増えた。かつては巨大な観光資本を背景にしたツアーが主流だったが、人々の環境に対する意識の変化から、近距離や地産地消といった顔の見えるものが求められつつある。
文:守隨亨延

アグリツーリズモなどでの農業体験は人気のプログラムの一つ。
イタリアでは通常、学校の夏休みは6月から9月半ばまで。親が夏季休暇を取れる8月以外は、サマーキャンパスに参加する子どもたちも多い。6月~7月上旬はまだ暑くなりすぎず、気候の良い時期でもあるため、自然体験コースが人気だ。キャンプやトレッキングなどが王道だが、セーリングやシュノーケリングなどのマリンスポーツや、アグリツーリズモでの農業体験や料理コースなどのイタリアらしいものも。以前に比べサマーキャンパスの種類は年々多様になり、人気のある語学(特に英語)やIT系(プログラミングなど)と自然体験をセットにしたプログラムも増えている。
文:田中美貴

校外学習の一場面。
ほとんどの5歳から6歳頃(日本だと年長クラス頃)の子どもは、小学1年生になる前に、小学校の『0年生クラス(通称)』に入学する。ここは、保育園・幼稚園での遊び活動と、1年生からの特定の教科学習の間に橋を架ける移行年とし、子どもたちが学業面、社会面、そして人格形成を育むために、遊びや遊びに類似した学びの活動が展開される。学校や学習の意味、社会への関心や参加のモチベーション、責任感を育むことが狙いだ。校外学習も多く、直接見たり触れたりして感動するといった体験が、子どもたちの学習意欲につながっている。
文:Ayumi Umino

岩盤厚い地形の自然を再現する大きな石が配置された園庭。 ©Sachiko Kutuke
フィンランドの保育園や小学校の庭には、遊具の1つとして、大きな石が無造作に置いてある。岩盤厚いフィンランドの地形を代表する自然の石は、大人の膝から腰ぐらいの高さのものまである。小学校ならまだしも、保育園の園庭にまでむき出しのまま置いてあり、驚くべきことに小さな子どもたちが自由に登ったり、石から石へと跳んだりして遊んでいる。先生たちはこの遊びを自然との触れ合いであるとし、自分自身で危険を察知したり、判断力を養う機会だと歓迎する。子どもたちが自然の力で己の限界を知り、自分自身の行動に責任を取る第一歩なのだ。
文:靴家さちこ

クラスメイトと一緒に、思い思いの遊びを楽しむ園児たち。
自然とのつながりを大切にするシュタイナー教育(※)の幼稚園では毎週のように「森の日」があり、子どもたちはリュックを担いで森に遊びに行く。実際には近隣にある公園に遊びに行くわけだが、オランダの公園は「森」と言っても過言ではないような自然あふれる公園があちこちにあるのだ。

お弁当と水筒が入ったリュックを担いで、森の中へ出発!
木漏れ日の中を歩き、走り、木に登り、水で遊ぶ。いつもの遊び慣れた森は季節の移り変わりとともに変化し、子どもたちはその変化を肌で感じ取りながらその日の森との出会いを楽しむ。
※シュタイナー教育:ルドルフ・シュタイナーが提唱し、世界的に広まっている教育。
FQ Kids VOL.22(2025年夏号)より転載