子どもの学習塾はいつから?通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査【調査レポート】
2026.10.19
やる気スイッチグループが展開する個別指導塾「スクールIE®」は全国の中学生の子どもをもつ保護者に「中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査」を実施した。その調査結果を参考に、通塾を開始した時期やきっかけなどの実態を読み解く。
スクールIE「中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査」(2026年8月)を参照
https://www.schoolie-net.jp/fs/column/261013-01/
学習指導要領の改訂
変化する学習事情
「学習指導要領」は、文部科学省が定める教育課程(カリキュラム)の基準であり、全国どこの学校でも、学習指導要領に基づき教育課程(カリキュラム)が編成されている。この改定により、小学校は2020年度、中学校は2021年度、高等学校は2022年度から年次進行で実施されている。
この学習指導要領では教育課程全体や各教科などの学びを通じて「何ができるようになるのか」という観点から、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの柱からなる「資質・能力」を総合的にバランスよく育んでいくことを目指している。

充実された教育についていくつか具体例を挙げる。
・外国語教育
小学校3・4年で「外国語活動」が、小学校5・6年で教科としての「外国語」が導入。
・プログラミング教育
小学校では「プログラミング教育」が必修化
・主権者教育
高等学校では、公民科に全ての高校生が学習する必履修科目「公共」を新設
参照:2020年度、こどもの学びが進化します!新しい学習指導要領、スタート!
これ以外にも教育面の充実が図られており、高校入試に関しては思考力・記述力を問う方向にシフトしつつある。さらに、多くの地域で中学1・2年生からの内申点が合否に影響することから、高校受験対策の早期化が顕著となりつつある。そうなると子どもの教育面を考える保護者が気になるのは、学習塾に通塾させるかどうかだ。

小学生からの通塾者が過半数超え。
中学入学後では「中学1年生(19.8%)」が最多。
個別指導塾「スクールIE®」の調査では環境変化に直面する中学生の保護者を対象に、通塾を開始した時期やきっかけなどの実態を調査し、その結果を発表した。その結果によれば、子どもが初めて学習塾に通い始めた学年を尋ねたところ「小学5年生(17.4%)」や「小学6年生(15.3%)」、「小学4年生(12.4%)」をはじめ、小学生のうちに通い始めた割合が合計で56.3%に上った。
中学校に入学してからのタイミングでは「中学1年生(19.8%)」が最も多く、単なる受験直前のラストスパートとしての塾の活用ではなく、中学入学初期の段階から学校の授業や、日常的な学習サポートのために早期から塾を活用し始める家庭が多い実態が浮き彫りとなっている。
出典:中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査(n=242/単一回答)
入塾のきっかけは
家庭学習だけでは不安/学習習慣をつけさせるため
通塾を考え始めたきっかけについての調査は、「家庭学習だけでは不安だった/学習習慣をつけさせたかった(34.3%)」が第1位となり、「子ども本人が通いたいと希望した(26.9%)」や「高校受験を意識し始めた(26.5%)」を上回る結果となった。
学校の授業の補習や受験対策といった外的な要因以上に、日々の学習習慣に対する悩みや不安を感じたタイミングが、保護者にとっての最大の入塾動機になっているようだ。
出典:中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査(n=242/単一回答)
半数以上が1ヵ月以内に
入塾を決断
入塾を考え始めてから実際に入塾を決めるまでの検討期間を尋ねた調査結果では、「2週間〜1か月未満(39.7%)」が最も多く、「1週間以内(16.9%)」と合わせると56.6%の家庭が1か月未満で意思決定していることが分かった。「1〜3か月(26.0%)」を含めると約8割の家庭が3か月以内に決定し、迅速に環境を整えようとしているようだ。
出典:中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査(n=242/単一回答)
もはや受験対策ではない
学習塾という選択肢
十数年前の塾通いといえば、受験対策というイメージが多かったが、現状は受験対策以上に学習習慣の定着や家庭学習への不安をきっかけに通塾を検討している家庭が多いことが調査結果から伺い知ることができた。学習習慣や日常の勉強に不安や課題の解消に、学習塾は有力な選択肢の一つとなりつつある。
DATA
中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査
・調査実施期間:2026年7月24日(金)〜8月4日(火)
・調査対象:全国の中学1〜3年生の子をもつ保護者さま(保護者さまによる代理回答/子ども本人の回答ではありません)
・調査方法:インターネットリサーチ(セルフ型アンケートツール Freeasy)
・有効回答数:242名(全設問 n=242)
・調査実施:株式会社やる気スイッチグループ(自社による一次調査)
・備考:本調査はモニター調査であり、全国の中学生の保護者さま全体を代表するものではありません。
文:Kids Well-being編集部
参照元:2026年10月16日 プレスリリース「中学生の通塾スタート、56.3%が小学生から──通塾のきっかけは、受験対策より「学習習慣」をつけさせたかったからが上回る」
スクールIE「中学生の通塾開始学年と入塾きっかけの実態調査」(2026年8月)
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