注目の天文イベントをピックアップ!親子で見たい天体現象5選【2026年版】
2026.07.05
子どもたちの好奇心を刺激し、また天体現象を待つことで忍耐力を身につけることができる天体観測は非認知能力を育むのにもってこいだ。今回は国立天文台のデータを参考に、注目の天体現象をピックアップしてご紹介する。
トップ画像:国立天文台
1.七夕の空を見上げるなら、8月19日がオススメ
2.今年のペルセウス座流星群は月明かりがなく好条件
3.今年の中秋の名月は満月じゃない?
4.冬の流れ星を見るならふたご座流星群
5.2026年で地球から最も近い満月「スーパー・コールドムーン」
七夕の空を見上げるなら
8月19日がオススメ
七夕といえば7月7日だが、かつての七夕は太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の7月7日、つまり現在の暦に直すと8月19日にあたる。この日を国立天文台では「伝統的七夕」と呼ぶことにしている。現在の暦における七夕は梅雨の最中だが、伝統的七夕の頃は夏空が広がることが多く、星を楽しむのに良い季節だ。また、その直前の8月1日~7日は毎年「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」が実施されている。全国各地で天体観望会などの関連イベントが開催されるので、気になる方はそちらもチェックしていただきたい。
クレジット:国立天文台
今年のペルセウス座流星群は
月明かりがなく好条件
前述したように8月は夏空が広がることが多く、星を楽しむのには良い季節。そこで見頃を迎えるのは三代流星群の1つであるペルセウス座流星群だ。2026年のペルセウス座流星群の活動は、8月13日11時頃に極大となることが予想されている。この時間は日本では昼にあたるため、観察することはできないが、その直前になる13日未明を中心に多くの流星が見られる予測だ。しかも、その日は新月であり、月明かりがないため、星が見やすいという好条件だ。
普段より目立って多くの流星を見ることができるのは、12日の夜から13日未明にかけてと、13日夜から14日未明にかけての2夜。その日はぜひ天体観測を楽しんでみてはいかがだろうか?
クレジット:国立天文台
今年の中秋の名月は
満月じゃない?
「中秋の名月」と聞くと満月を思い浮かべるかもしれないが、実は必ずしもそうとは限らない。何故なら、中秋の名月とは、太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の8月15日の夜に見える月のことを示すからだ。旧暦では新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になるため、今年の旧暦における8月1日は、9月11日になる。つまり、
・朔日:8月1日(旧暦)→9月11日(現在の暦)
・中秋の名月:8月15日(旧暦)→9月25日(現在の暦)
ということになる。一方で天文学的意味での満月は地球から見て太陽と反対方向になった瞬間の月を示す。2026年9月にその条件を満たす時刻は9月27日01時49分。つまり、中秋の名月は25日、実際の満月は27日となる。今回のように2日ずれるのは少々珍しく、2026年以前に中秋の名月と満月の日付が2日ずれたのは2017年、次に日付が2日ずれるのは2043年なので、まさに十数年に一度の出来事だ。
とはいえ、その日の月が名月であることには変わりない。9月25日はぜひ名月を見上げていただければ幸いだ。
クレジット:国立天文台
冬の流れ星を見るなら
ふたご座流星群
冬になると極大を迎える流星群がふたご座流星群だ。2026年に極大となる予想時刻が12月14日23時頃。その時刻はタイミングよく月が21時に沈むため、それ以降は月明かりの影響も全くなくなり、絶好の条件で観察できることが期待できる。空の暗い場所で観察した場合、14日21時頃にはすでに1時間あたり35個から40個程の流星が見えることが予想される。極大夜の前日にあたる12月13日夜から14日明け方にかけても、比較的多くの流星が見えるので、12月13日~14日は冬空を観測することもオススメだ。その際は寒い季節なので、防寒対策を忘れないようにしよう。
クレジット:国立天文台
2026年で地球から最も近い満月
スーパー・コールドムーン
月が地球の周りをぐるぐる回っているのは周知の事実だが、実はその距離は常に一定ではない。公転する月の軌道は楕円形であり、また月の軌道も太陽や地球などの重力を受けて変化するため、複雑に距離は変化しているのだ。
そして、その軌道の中で今年、月が地球に最も近づくのが12月24日。地球から最も遠い満月だった5月31日の月と比べると、視直径が約14パーセント大きく見える。12月の満月は「コールドムーン(寒月)」と呼ばれるため、この日の月は「スーパー・コールドムーン」などと呼ばれている。肉眼でもその大きさは分かるはずなので、ぜひクリスマスイブは空を見上げてみてはいかがだろうか?
クレジット:国立天文台
参考文献:国立天文台
文/Kids Well-being編集部
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